VE-IG1(アイコム)でISDN回線の外線通話を設定します。
VE-IG1は、IP電話システムにISDNを付加する回線拡張用ゲートウェイです。
Asterisk側の設定
pjsip.confファイルに設定
内線設定後のファイル内容に追記します。
[VE-IG1-202-denwa] type=registration transport=transport-udp outbound_auth=VE-IG1-202-trunk server_uri=sip:192.168.0.202 client_uri=sip:6001@192.168.0.202 retry_interval=60 [VE-IG1-202-trunk] type=auth auth_type=userpass password=pass username=6001 [VE-IG1-202-trunk] type=aor contact=sip:192.168.0.202 [VE-IG1-202-trunk] type=endpoint transport=transport-udp context=from-isdn disallow=all allow=ulaw outbound_auth=VE-IG1-202-trunk aors=VE-IG1-202-trunk direct_media=no from_user=6001 from_domain=192.168.0.202 dtmf_mode=inband [VE-IG1-202-trunk] type=identify endpoint=VE-IG1-202-trunk match=192.168.0.202
extensions.confファイル
内線設定後のファイル内容に追記します。
exten => _0.,1,Set(CALLERID(num)=6001) exten => _0.,n,Set(CALLERID(name)=6001) exten => _0.,n,Dial(PJSIP/9${EXTEN}@VE-IG1-202-trunk,,tT) exten => _0.,n,Congestion exten => _0.,n,Busy [from-isdn] exten => s,1,Dial(PJSIP/20&PJSIP/21)
サービスの再起動
sudo systemctl restart asterisk.service
リアルタイムのデバッグ出力
sudo asterisk -rvvvv
Asterisk側の設定は以上です。
VE-IG1の側設定
1.[ISDN-U]スイッチ (出荷時の設定:「NOR」)
「NOR」[ISDN U]ポートの極性を反転させるとき使用します。
2.[TERM]スイッチ (出荷時の設定:「ON」)
「ON」[ISDN S/T]ポートの終端抵抗を設定するとき使用します。
3.[DSU]スイッチ (出荷時の設定:「ON」)
「ON」内蔵のDSUを使用する。
出荷時の初期設定から変更しません。
VE-IG1に有線LAN、電源ケーブル、ISDN回線を接続します。
デフォルトのIPアドレスが 192.168.0.1 固定です。
ブラウザのアドレスバーに「192.168.0.1」で入力する。
まず、VE-IG1のIPアドレスを変更します。
「ネットワーク設定」をクリック
本体名称「VE-IG1」
IPアドレス「192.168.0.202」
サブネットマスク「255.255.255.0」
デフォルトゲートウェイ「192.168.0.1」
最後に「登録して再起動」をクリックをすると以下のとおり表示されます。
VE-IG1のIPアドレスを変更した為、ブラウザのアドレスバーに「192.168.0.202」を入力する。
電話番号「03XXXXXXXX」
着信内線番号「6001」
ISDN回線専用発信番号「9」(9+電話番号でISDN回線に対して発呼されます。)
最後に「登録」をクリック
「主装置設定」をクリック
Asteriskのpjsip.confで設定した内容を
内線ドメイン「192.168.0.202」
パスワード「pass」
SIP184対応「する」
最後に「登録」をクリック
主装置名称「VE-IG1」
内線番号「6001」
最後に「追加」をクリック
AsteriskからREGISTERが成功すると上記のように、AsteriskのIPアドレスが表示されます。
外線通話可能か実際に外線へダイヤルし通話がで出来たら完了。